鬱になった話(1) きっかけ編 社会人2年目、私は鬱になりました。

私は約15年ほど前に鬱になり、
その約5年後に適応障害になっています。
その時の話を自己紹介も含めて書いていきたいと思います。

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社会人2年目、うつ病になった

私がうつ病になったのは社会人になって間もないころでした。
学生から社会人になり、希望の会社にも入れて夢いっぱい!という時でした。

同期や上司にも恵まれ、自分に出来ることはなんでもやろう!と毎日仕事は充実していました。
当時は先輩社員より早く会社に行き、その日の新聞を読み、事前に1日のスケジュールを立てたりしていました。
1日の仕事が終わると、次の日のための準備をしたり、先輩とご飯に行って色々と話を聞かせてもらったりしていました。
そのため、体力的につらくなることはありましたが、毎日出来ることがどんどん増えて楽しく過ごしていました。

この通り、大変だったけど前向きに仕事を頑張っていたので
私は仕事が嫌でうつになったわけではありませんでした。

上京して充実した日々を過ごす。

私が生まれ育ったのは田舎で、就職と同時に上京。
大学時代にはあまりバイトをしていなかったこともあり、就職して自由にお金を使えるようになると生活は一変しました。

仕事で受ける刺激に加えて、東京という街の刺激は当時の私には大きいものでした。
いろんな街へ出向き、資格取得のためにスクールに通ったりと、私生活もかなり充実していたと思います。

突然感じた虚無感

そんなある日、突然私の心臓が「ドクン」と大きな音を立て、その瞬間から周りの音が聞こえなくなりました。
もう一人の自分が話しかけてくるような感覚。

その声はこんなことを言っていました。
「ねぇ、あれこれ手を出してるけど本当にやりたいことは何なの?」
「本当にやりたいことも見つけられずあれこれ片っ端から手を出して薄っぺらい人。」

田舎で過ごした私は、都会で過ごしてきた周りの同僚に比べて圧倒的に経験値が低い気がしていて、
その焦りからあれこれ試してみようと、とにかくずっと走り続けている状態でした。

日常の中で感じていた小さな違和感を全て見ないふりをして毎日過ごしていたら、突然大きな波となって訪れたのでした。

付いていかなかった心

張り切りすぎて自分の疲れに気付かなかった

努力した分、仕事は出来ることが増えていたし、新しく始めた趣味も充実して
新しいことをどんどん吸収できる環境が面白く、いろんなことを詰め込みすぎてしまいました。
「一体今自分は何をしているんだろう?」というような、地に足がついていないような感覚になってしまいました。

どんどん動いていく自分の頭の中と、自分の心がかみ合っていないことになんとなく気付いていたんだと思いますが、
そんなことよりも動かないと!という気持ちが大きく、
この後も自分の心を置いてきぼりにしてしまいました。

そして心と身体の乖離が修復できない状態まで来てしまいました。

続きは次の記事で書きます!

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この記事を書いた人

カメラと音楽とアート鑑賞が趣味。
いつからかポジティブになることをあきらめ、ネガティブでいることにも疲れたので、いかにフラットでいられるかを考えながら生きています。

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